パパ育コミュとは(代表挨拶)
代表のシカゴリラからのご挨拶。
パパ育コミュ 代表挨拶
パパ育って何?
「パパ育コミュ」の「パパ育」って何?と良く聞かれることがあります。
「パパ育」とは「パパの育児や育休」の略称であり、また、「コミュニティを通じて多様なメンバーが交流することでパパとしてまた人として育っていく」という二つの意味を込めて作った言葉です。
パパ育コミュには、まだまだマイノリティである育児に積極的に励むパパや長期の育休を取得したパパが多く参加下さっています。
育児に積極的なパパの直面する困難
令和になり少しずつ雰囲気が変わりつつありますが、まだまだパパが育児に積極的に携わろうとすると様々な困難に直面することがあります。
コミュニティのメンバーの中にも、育休取得を会社に申請する際に上司に反対されたり、育休中に周りに同じような境遇の仲間がおらずに孤独感を感じたり、幼子を抱えながら仕事と育児の両立をすることに疲弊したり、様々な困難に直面しているパパ達がいます。
私もそんな一人でした。
前例がない中で会社で初めて一年間の長期育休を取得し、また3人の子供の父親として復職後も仕事と育児の両立をどのように実現しながら自分らしいライフキャリアをデザインしていけばいいのか出口の見えない日々に試行錯誤しています。
2020年6月パパ育コミュ設立
こうしたモヤモヤを抱える育児や仕事に忙しいパパ達が時間も場所も選ばずに同じ境遇の仲間と気軽に交流できるようなオンラインコミュニティがあればいいと思って、2020年6月に立ち上げたのが「パパ育コミュ」です。
設立当初は数名の仲間の小さな集まりでしたが、設立から3年が経ちLineのオープンチャットには600名以上、Slackには200名が参加しており、日本最大級のパパコミュニティに成長しました。
有志の仲間と子供の寝かしつけ後に夜な夜な集まって運営しているため、コミュニティの運営に割ける時間は限られているのですが、「パパ達がパパっと集えるパパコミュニティ」をビジョンに掲げ、歩みは決して早くないですが一歩ずつ着実に前に進んでいます(運営に携わって下さる皆さんには貴重な時間を割いて頂き心から感謝しております)。
「少子化対策」「女性の社会進出」等の社会課題の解決へ
加えて、我々の活動はパパコミュニティの枠に留まらず、日本社会の様々な社会課題へプラスの波及効果を生んでいます。
パパが新生児期から育児に積極的に参加することで、夫婦のパートナーシップが健全に形成され、夫婦二人三脚で育児に取り組む礎ができます。
そうするとことで、性別によって育児負担が偏ることがなくなり「女性の社会進出」に繋がります(また、図らずともパパが育児に積極的に携わることでキャリアオフしてポストが空くことも)。また、パートナーシップが健全に形成されることで第二子以降の出産や育児に明るい展望を抱けるようになり「少子化対策」にも繋がります。
もちろん、こうした根深い日本社会の抱える課題に対して直ぐに効果が発揮されるわけではありません。しかし、少なくともコミュニティに参加して育児に積極的に励むパパ達の家庭ではそのような傾向が見られ、そして、そうした局所的な小さな変化が積み重なることでじわじわと社会を変えうるうねりが起こるのかもしれません。
ひいては我々の子供達が大人になる頃には性別や年齢、ジェンダー等といった伝統的な社会的枠組みに囚われず、「誰もがイキイキと自分らしく生きられる社会」というパパ育コミュが掲げるミッションが達成できるのではないでしょうか。
「パパ達がパパっと集えるパパコミュニティ」というビジョン
我々は現役パパという視座を大切にしながら「パパ達がパパっと集えるパパコミュニティ」というコミュニティのビジョンの実現を目指して活動しています。
「育児や育休に関する情報交換をしたい」、「パパ仲間と交流してみたい」、「社会課題の解決に貢献したい」といった様々な想いを抱いたパパ達、また、そんなパパ達を応援してくださる方々が気軽に参加頂き、価値を感じて頂けるコミュニティでありたいと思っています。
こうしたビジョンの実現を通じて「誰もがイキイキと自分らしく生きられる社会」という理想の社会の実現に少しでもお役に立てるかもしれないと信じ、仕事と育児の隙間時間で有志のメンバーが無理のない範囲で少しずつ分担しながら「パパ育コミュ」の運営を続けています。
まだまだ小さなコミュニティですが、応援して頂けると幸いです。
末筆ながら以上で代表の挨拶とさせて頂きます。
2023年7月吉日
パパ育コミュ代表
シカゴリラ