男性育休取得率17% パパ育コミュメンバーに育休取得の不安を聞いてみました

男性の育児休業取得率は過去最高の17%という好材料がありながら、政府の目標である50%には大きな差があることが明らかになりました。この数字背後には、育休取得時の不安要因が影響していることが判明しています(NHK記事)。

パパ育コミュニティメンバーに聞いた独自のアンケートでもNHK記事と同様に育休取得時の不安要因が影響していることが浮かび上がりました。

不安は収入やキャリアへの影響が最多だが、それ以外の意見も

収入減や昇進への影響が多くの方の共通の不安要因としてあることが、NHK記事及び独自アンケート両方で分かります。さらに、職場の雰囲気や周囲の理解がないと感じる人も少なくありません。また、「パパ仲間がいないので孤立しないか心配」を挙げられた方や、自由記載には「上の子が保育園に通っている場合に、下の子の育休を取ると退園を迫られるケースがある」という意見もあり、育休取得者の支援も求められていることが独自アンケートから見えてきました。

業種間格差が浮き彫りに

一方で、事業規模や職種による格差があることも事実です。従業員数が多く規模が大きい事業所ほど取得率が高い傾向にあるものの、人手不足や公務員という職柄から育休に不安を抱える方が居ました。男性育休を増やしていくためには、単に育休を支援するだけでなく、働き方の構造改革が必要と言えます。

パパ育は男性育休取得者を応援します

男性育休取得者が多く参加するパパ育では、様々な悩みを抱える男性育休取得者を応援しています。政府による男性育休取得を後押しする政策を注視しつつ、男性育休取得者の経験談を発信しているほか、収入・キャリアを伸ばすことへの情報交換をする副収入サークルやパパキャリサークルを運営しています。それにより、誰もが自分らしく子育てができる選択肢の一つとして、男性育休が選択できるようになると良いと考えています。

まだまだ課題の多い男性育休制度ですが、一人で悩まずぜひパパ育の先輩パパさん、ママさんにご相談ください。

パパ育独自アンケート結果

独自アンケート結果は以下の通りです。

回答数56人(複数回答可)

収入を減らしたくない 27
昇進やキャリアへの影響が心配 26
取得しづらい雰囲気・周囲の理解がない 16
残業が多いなど業務が繁忙 9
パパ仲間がいないので孤立しないか心配 7
自分にしかできない仕事・担当がある 6
その他(自由記載) 9
悩みはなかった 1
育休時に家で何をしたらよいかわからない 1

【自由記載】
上司の理解を得られるかが心配
職場に前例がない
人手が足りない業種かつ公務員のため社会的な反発があるのではないかと心配
「時代だから仕方ないな」という上司の言葉に引っかかりを感じた
同僚に負担をかけてしまう
上の子が保育園に通っている場合、育休を取ると退園を迫られるケースがある

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